太釈さんの法話なブログ
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高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

アメブロへ引っ越しをしました

法話なブログはアメブロへ引っ越しをしました。

新しい更新はアメブロにてご覧ください。
https://ameblo.jp/taisyaku2016/

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なぜイチローは試合前にカレーを食べるのか

なぜイチローは試合前にカレーを食べるのか

現役を引退したイチロー選手は、バッターボックスに立ったときのポーズが印象的ですね。野球に疎い私でも知っているぐらいなので、誰でも知っていることと思います。

イチロー選手は験を担ぐことでも有名です。
例えば試合前は必ずカレーを食べる、バッターボックスに入る前にユンケルドリンクを1本飲むなど。それをしたときにヒットを打てたからという理由で欠かさず行っているようです。

野球選手の打率は平均して3割です。10球の内、3球しか打てません。ピッチャーもプロなので、打てないのは当たり前です。3割のために必死で練習を積み重ねます。

験を担ぐことは自分でコントロールできること、天候や風向きなど自然現象はコントロールできないことです。プロほどコントロールできることに力を注ぎます。

7つの習慣では影響の輪と関心の輪という話題が出てきます。影響の輪は自分でコントロールできること、関心の輪はコントロールできないことです。

自分に仕事がないのは社会のせいだというのは関心の輪にいる人の話題です。自分に仕事がないのでスキルを磨こうとするのは影響の輪の話題です。同じ仕事がないという悩みでも、別の見方ができます。

プロの野球選手は影響の輪を広げようと練習を積み重ねるのです。

空海は「日々正しい実践をすることで安らかな境地にいたる」と説きました。影響の輪を広げるという正しい実践をすることで、自信という安らかな境地を手に入れることができるのです。

#影響の輪
#関心の輪

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~ねばならないのか、それともあえて選ぶのか

~ねばならないのか、それともあえて選ぶのか

毎日の出来事に押し流されていると、~ねばならないことばかりを探し出して忙しいふりをすることで満足してしまいます。

私が大学生になってやりたかったことは研究室で実験をすることでした。昼夜を問わず研究室で実験をしている姿に憧れ、低学年の内から研究室に出入りしました。

その一方で子どもたちとキャンプを楽しむボランティアも精力的に行いました。

やがて時間は有限であることに気がつき、研究での実験とボランティア活動のバランスをどうするべきかと悩み始めました。あるとき、ボランティアグループでの会議に出席するかどうか迷いました。実験は途中だし、会議も参加したいしどうしよう、と。

結局、ボランティアグループの会議に出席したい!と足を運びました。おそらく私は初めて主体的に選んで行動しました。

7つの習慣では、普段話している言葉で主体性の度合いを測ることができると書かれています。反応的な言葉を使う人は自分の責任を否定しているのです。主体的な言葉を使う人は自ら選択しているのです。

空海は「この身のままで自由な境地を得ることができる」と説きました。
「~ねばならない」から飛び出して自分で主体的に選べば、心は自由な境地で楽しむことができるのです。


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使える人材になるには?

使える人材になるには?

よい仕事に就きたいと思うのは誰でも同じです。でも、誰でもよい仕事に就けるとは限りません。よい仕事だと思っても、「使えないヤツ」という烙印を押されてしまうこともあります。

使えるヤツと使えないヤツの差は何でしょうか。
7つの習慣では「自分で主体的に動く人がよい仕事に就ける」と書かれています。具体的にはRとIを使いなさいとあります。

Rとは知恵であり、Iとは率先力です。
主体性を持つには率先力が必要であり、率先力には知恵が必要です。

空海も「苦しみから逃れるためには正しい修行を行うしかない」と説きました。
主体性を持つことを心がけ知恵によって問題解決していく修行を続ければ使える人材となることができるのです。

#知恵と率先力
#RとIを使う

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自分の心が決める

最近は小学生ぐらいのお子さんを持つお母さんに会うと、悩みごとを3つあげて!とお願いしています。次回作の本のネタとして。

お母さんの子育てに関する悩みごとは千差万別です。ある方は「ヘンテコでごめんなさい」と言っておられましたが、悩みごとが千差万別で、みんなヘンテコです。悩みがみんな一緒だったら怖い(笑)

子育ての悩みに「子どもが怒りっぽい」というのがあります。
先生の話がつまらないから上靴を抜いてつくろいでいたら、「上靴を履け!」と上靴を放られたので投げ返した。先生は激怒した。ということがあったそうです。

私には、このときの子どもの心境が手に取るように分かって「なるほどな」と思ってしまいました。

事の発端は先生の話がつまらないこと。ここで現状打破する策は色々考えられそうです。
①先生の話をおもしろくするためにどんなチャチャを入れたらいいのか頭をフル回転させる
②なぜ先生はこんなにつまらない話ができるのだろうと分析する
③つまらないから無視をする
④「話がつまらない!」と発言する

7つの習慣では刺激と反応の間には選択の自由があると書かれています。話がつまらないという刺激に対して、①~④の反応があります。どれを選ぶのかは本人次第です。さらに上靴を履け!と言われたときにも反応までの間に選択の自由がありそうです。

空海も「幸せも不幸せも自分の心が決める」と説きました。

こだわる部分はあっていい。でも、選択の自由があることは知ってほしい。何ごとも自分の心が決めることだから。
#子育ての悩み



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