太釈さんの法話なブログ

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高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

今日の一冊

今日の一冊

日野原重明 著『明日をつくる十歳のきみへ ~103歳の私から』2015/4 富山房インターナショナル
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心に刺さった言葉
「持つ人生」と「なる人生」というものがあります。

持つ人生とは、欲しいものを手に入れて満足する生き方です。ただ、持つ人生にはかぎりがありません。次から次へと、さらによいものが欲しくなるからです。

なる人生とは、ものではなく「自分が何になるか」が人生の目標です。サッカーでレギュラーになりたいと思ったら、いっしょうけんめい練習をしてかなえる。自分を磨いてなりたいものになる生き方です。

わたしたちも、ふと気がつくと欲しいものを手に入れることが目標になっているものです。
欲しいものは、物だけでなく地位や名声、権力だったりします。

地位や名声、権力を追わなかった日野原重明先生の言葉だけに、心にずっしりと響きます。

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今日の一日一善

今日の一日一善

才能とは、自分自身が自らの力を信じることである マキシム・ゴーリキー(作家/ロシア)

自分には才能がないと嘆いていませんか?
才能とは、有名になったり、スターになったりすることではありません。

誰かを喜ばせることができる能力のことです。
お笑い芸人は、見ている人を笑わせる才能を持っています。
歌手は、歌で人を感動させる能力があります。
学校の先生は、毎日学校に来ることが楽しいと思わせる能力があります。
親は、子どもが迷いながらも毎日を楽しく過ごすことができるよう工夫する能力があります。

才能は、あなたの中に眠っています。
才能を見つけるには、自らを信じると見えてくるものなのです。

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今日の一冊

今日の一冊

小笠原望 著『四万十のゲリラ医者走る! いのちの仕舞い』 平成23年1月 春陽堂
http://amzn.to/2DBpvQN

心に刺さった言葉
91歳の患者さんは突然の変化だった。(中略) 連絡を受けたぼくは、「ごめんなさい。もどってきますから」と、わかったようなわからない言葉を叫んで待合室を走り抜けた。


四万十川のほとりで診療所を運営しながら、在宅医療に奔走するゲリラ医者のエッセイです。
高知県では、穏やかな亡くなり方をすることを「いい仕舞い」と言います。いのちには最後があることを前提にした言葉です。

著者は
「人のいのちは医療者のものではなく、本人のそして家族のものであることを感じる。医療者は患者さんのいのちに慣れすぎてはいけない」と書いています。

著者が医師として家族と同じ目線で患者さんと向き合ってきたからこそ、生まれた言葉だと思います。こんな医師に巡り会いたいものです。

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般若心経は難しい? パート4

般若心経についてシリーズで紹介していきます。
毎週火曜日に更新予定です。

般若心経は難しい?パート5 ~般若心経を9つのパートに分けてざっくり理解~


第5パート
無無明亦無無明尽 乃至無老死亦無老死尽 無苦集滅道 無智亦無得以無所得

無無明亦無無明尽を読み下すと
無明が無い、また無明が尽きることが無い となります。

無明とは、仏教の教えを知らずに暗闇をふらふら歩いているような状態を指します。
無明は尽きることが無いのです。

乃至は、どこからどこまで?という意味です。

つまり、無明が尽きるまで ~ 年老いて死ぬまで

ざっくり言うと
「無明で迷うことが無いので、年老いていくことも死んでいく苦しみも無い」となります。

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今日の一日一善

今日の一日一善

空海の言葉 「毒も薬」
普通に飲んだら死んでしまうような毒薬も、病気によっては特効薬になることがある。
同じように、極悪人も場合によっては誰かの役に立つことがある。

外科手術に筋弛緩薬(きんしかんやく)は欠かせません。
もともとは、南米植物由来の矢毒として使われていたものです。

極悪人であっても、必ずよいところがあるはずだと空海は教えてくれます。
使えないものなど、何もないのです。


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