太釈さんの法話なブログ

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高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

怒るな怒るな 阿閦如来のご利益

阿閦如来 
人が亡くなると死出(しいで)の旅に出るといわれています。

故人が旅に出るにあたって、一人旅なのでどこへ向かって歩いていけばいいのか、何をすればいいのか分かりません。

このため、13人の仏さまが初七日から三十三回忌まで道しるべのように立ってくださり、故人を導いてくださるといわれています。

七回忌(命日から満6年)に故人が出会う仏さまは、阿閦如来(あしゅくにょらい)です。聞き慣れない名前の仏さまですね。

阿閦如来の閦(しゅく)という漢字に注目してください。
「閦(しゅく)」という漢字は門構えの中に、人の字を3つ書きます。門構えはひとつの家を表します。人の字が3つあるのは、同じ家の中でたくさんの人が暮らしている様子を表しています。

家の中で大勢の人が一緒に暮らしていると、いざこざが絶えません。些細なことで怒りの心が起きてしまいます。

みんなが仲良くするにはどうしたらよいか。
「怒るな、怒るな」と互いが腹を立てず認め合うことが大事であると教えてくださるのです。

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阿弥陀如来のご利益

阿弥陀如来

仏さまには毎月の縁日があります。
12日は薬師如来、18日は観世音菩薩、24日は地蔵菩薩、28日は不動明王などです。

15日は阿弥陀如来の御縁日です。
今日は阿弥陀如来のご利益について書きます。

阿弥陀如来は、経典によると実在した人物であると書かれています。
インドの王子として生を受けましたが出家しました。人々を救うために48の誓願を立てて修行を重ねました。ついに悟りを開き、西方極楽浄土に住むようになったといわれています。

私たちのご先祖さまも、阿弥陀如来によって西方極楽浄土へと導かれます。
そして、ご先祖さまは西方極楽浄土より私たちを見守ってくれるのです。

ご先祖さまが西の彼方にある極楽浄土から見守ってくださることに感謝して、太陽が真西に落ちる春と秋の彼岸にお墓参りをする習慣ができたといわれています。

阿弥陀如来は、すべての人々の罪を滅ぼしてくださる仏さまです。
毎月15日、阿弥陀如来を心に念じて静かに手を合わせたら、阿弥陀如来はあなたの罪をことごとく滅ぼしてくださることでしょう。

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今日の1冊 『無葬社会』

今日の1冊

鵜飼秀徳 著『無葬社会』~彷徨う遺体 変わる仏教~

私の心に刺さった言葉
その寺がどれぐらい他人の人生を引き受けてくれるか、その度合いが寺の価値となる

ベストセラーとなった『寺院消滅』の第2弾です。
『寺院消滅』では真言宗寺院の40%が消滅するというショッキングなデータが物議を醸し出しました。
これは他人事ではありません。

今回の『無葬社会』では、団塊の世代が亡くなっていく多死社会の到来を取材により明らかにしています。さらに、孤独死は年々増えており、孤独死予備軍(ひとり暮らし+夫婦のみ世帯)は2,700万人に上ると推定しています。

たしかに、すでに首都圏周辺で火葬場の少ない自治体では、火葬まで一週間待ちは当たり前のようです。
徳島県では考えられませんが、いずれ近い時期に似たようなことが起こりそうな気配を感じます。

孤独死を回避する活動をしている寺院や団体にも取材し、詳細がレポートされています。

私が本書を読んだのは、ある僧侶から「第四章を読むといいよ」と教えてもらったからです。
僧侶の本質とは何かを私に伝えたかったのでしょう。
本書には「その寺がどれぐらい他人の人生を引き受けてくれるか、その度合いが寺の価値となる」とありました。本書を読むように進めてくださった僧侶は、私が本を書く理由についてもっと掘り下げて考えなさいと諭してくださったように思います。


私が読んでおもしろかった本、おすすめの本を一覧にしています。
ご覧ください。

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今日の一日一善

今日の一日一善

真剣に人生を変えようと決めるまでは、何も変わらない    本田健
平惣書店イベント 自己紹介 
ベストセラー作家であり、お金と幸せの専門家である本田健氏の名言です。
本田健氏は、まったく無名の状態からお金と幸せの専門家として名を馳せ、累計で1,000万部を越える本を書いています。

では、本田健氏はどうやって今の地位を築き上げたのでしょうか。
その答えは、「真剣に人生を変えようと決めたから」です。

私も薬剤師から寺院住職へと大きな方向転換をしました。
なぜ、人生の方向転換をしたのか。

それは、真剣に人生を変えようと決めたからです。

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阿閦如来のご利益 悪魔退散

阿閦如来

人が亡くなると死出(しいで)の旅に出るといいます。
故人の一人旅を導いてくださる仏さまは13人おられます。

七回忌(命日から満6年)に故人が出会う仏さまは阿閦如来(あしゅくにょらい)です。
聞き慣れない仏さまですが、ご利益のある仏さまです。

上記の仏画で、仏さまの手(印 いん)に注目してください。
左手は衣の裾を握りしめて、へその前に置いています。これは、動じることのない固い意志を表しています。何に対して固い意志を表しているのでしょうか。

次に右手に注目してください。
手を開いて膝から下に垂らし、指先で大地を指しています。これは不動降魔印(ふどうごうまいん)といい、悪魔を退散させる印です。

あなたの心の中にある悪魔とは「怒りの心」です。
阿閦如来は、悪魔である怒りの心を退散させ、悟りを開くことができるよう導いてくださるのです。 

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