太釈さんの法話なブログ 未分類
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太釈さんの法話なブログ

高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

育メン坊主のひとりごと

Q. 両親に優しく育ててもらったのに、子どもたちには怒ってばかり。どうすればこの状態から抜け出せますか?
A.ご両親に優しく育ててもらったのに、子どもに優しくできないことにもどかしさを感じるのですね。
この世に生まれて何十年も生き続けられるのは奇跡のたまものです。奇跡があるのは親あってのことです。
ただ子育ての真っ最中は親からもらった奇跡なんて考える間もなく、目の前のことに振り回されて過ぎていきます。子どもが成人したころには、あのときの後悔が波のように打ち寄せては消えていきます。
でも、親からもらった恩は心の奥底の遺伝子に刻まれています。普段は気にすることもないけれど、ふとしたときに顔を出します。
親の恩に気がつくのは、10年後や20年後です。時間を巻き戻せるなら、こうすれば良かったのにということはたくさんあります。その反省や後悔は祈りに代えていくしかないように思います。

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能力を高める

成果ばかりを求めすぎて、成果を生み出す能力を高めることを疎かにしていませんか?

寓話「金のガチョウ」では、ガチョウが1日に1個だけ生む金の卵で大儲けした少年が、もっとたくさんの金の卵を手に入れようとガチョウの腹を開けてしまいます。そこには金の卵は1つもなく、ガチョウが死んでしまったので金の卵も手に入らなくなりました。


成果を焦ってしまい、成果を出すための能力を磨くことを疎かにしがちです。


空海も「まず仏さまとの縁を作って因を結び、そののち成果を得ることができる」と説きました。


まずは成果を出すための能力を磨き、しかるのちに得られる利益を楽しみに待ちたいものです。


#7つの習慣
#パラダイムと効果性の原則
#空海
#寓話「金のガチョウ」

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コミュニケーションに種類があるのを知っていますか?

7つの習慣では、自己防衛的なコミュニケーションと相手を尊重するコミュニケーション、シナジーを創り出すコミュニケーションがあると書かれています。


自分に自信がないと自己防衛的なコミュニケーションになるでしょう。相手を敬う気持ちがあれば相手を尊重するコミュニケーションになります。縁を活かすことを常に心がけているならシナジーを創り出すコミュニケーションになります。


空海は「この世のすべては幻のようなもの。すべては縁によって生じた仮の姿なのだ」と説きました。


今生きているのは仮の姿なら、自分に自信がないとグズグズしていないで相手を敬い縁を活かすことを常に心がけてシナジーを創り出すコミュニケーションをしたいものです。


#7つの習慣
#シナジーを創り出す
#第6の習慣
#空海
#コミュニケーション

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心の安定の源はどこ?

心の安定の源はどこにあるのだろうか。心の安定は他者から渡されるものではなく、自分自身の内側から原則と正しいパラダイムから生まれる。内から外へのインサイドアウトの生き方で生まれるのだ。


空海も「病人を目の前にして医学書を開いていくら病名を説明しても病の治療にはならない」と説きました。


自己啓発の本を読んでも、占いをしても、納得しただけで終われば意味がありません。病気を診断しただけでは治りません。自分の価値観に照らして内から外へのインサイドアウトの生き方で心の安定を得られるのです。


#7つの習慣
#インサイドアウト
#刀を研ぐ
#空海

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人との関係はどう見ていますか?

モノは効率で考えられるが、人に対しては効果の観点で考えなくてはいけません。つまり、自分が相手にとってどれぐらい役に立てるのかという観点です。


空海は、「影はもとの形に沿ってあらわれ、こだまの声は大小そのままの響きで返ってくる」と言いました。当たり前のようですが、含蓄のある言葉です。


つまり空海は人の行いはすべて因果をもたらし、決して裏切ったりごまかしたりすることはないと言っているのです。


相手にとってどれぐらいよい因果を積めるのかが、あなたの価値を決めるのです。


#7つの習慣
#最優先事項を優先する
#空海

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