太釈さんの法話なブログ 高野山
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太釈さんの法話なブログ

高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

つまらんこと聞くけんど、ちょっと教えてくれへんで

法衣と作務衣

法衣はお坊さんが身につける制服です。お釈迦さまの時代には戒律に定められた三つの袈裟を指しましたが、インドからシルクロードを渡ってアジアへ仏教が伝来するにつれて袈裟の下に着用する衣服の総称となりました。
 法衣は黒、紫など複数あり、形や裾の折りの違い、夏用・冬用、地紋の有無や素材の違い宗派による違いがあります。今回は高野山真言宗の法衣を紹介します。

 ①改良服
改良服
お盆の棚経や法事のときに着ている袖の短い道中着です。夏用と冬用があり生地の厚さが違います。夏用は写真のように薄い生地ですが、ポリエステルのためあまり涼しくありません。
②素絹
素絹
 住職資格を得ると着用できるのが素絹という紫色の衣です。法事などで着用します。夏用と冬用があり生地の厚さが違います。生地は絹とポリエステルがあり4倍の価格差がありますが、絹が肌触りもよく圧倒的に長持ちします。
 改良服や素絹は夏に着用すると汗を大量に吸ってしまうので京都の専門業者にクリーニングに出します。
③作務衣
作務衣
掃除などの作業をするときに着用します。バリエーションがたくさんあり、着ている人の個性が出ます。

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お大師さまへ手紙を出してみませんか

高野山ではお大師さまへの手紙を受け付けています。平成二七年六月~八月までに二六〇〇通以上の手紙が、お大師さまへ届けられています。誰にも相談できない悩み事や苦しみ、うれしかったことや楽しかったこともお大師さまへの手紙にしたためられています。私たちがお大師さまに聞いてもらうことで、苦しい気持ちがやわらいでいきます。

弘法大師尊像

 お大師さまへの手紙は、高野山奥之院へ「お大師さま」宛てに郵送するか、奥之院にある専用ポストに投函する方法があります。
 お大師さまにあなたの気持ちを伝え、お大師さまにおすがりして共に悲しみ、喜びを分かち合いませんか。

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高野山イヤーです

今年は高野山開創1200年です。

弘法大師空海が高野山を見つけて嵯峨天皇に譲ってほしいと書簡を出します。
それが受理され、弘法大師空海に分け与えられたのが、今から1200年前のことです。

1200年間、高野山は絶えることなく発展を続けてきたのです。
世界の企業で1000年以上続いている会社を私は知りません。「老舗」といえども400年から500年ぐらいであると認識しています。

1200年の重みを感じるため、4/17~18に檀信徒200名弱とともに高野山へ参拝してきました。
高野山は桜が満開でした。
朝は、気温が3度まで下がりました。

私も少しからだが冷えて調子を崩しかけましたが、真冬のように着込んで早く休ませてもらうとすっかり回復しました。
ホッとしました。

写真がないのが残念ですが、良い体験をさせてもらいました。
ありがたいことです。

また、法話の依頼がありました。
ぼちぼちブログも更新していきます。

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高野山検定

高野山は平成27年に、開かれてから1200年を迎えます。
それだけの間、廃れずに存在していることがすごいです。

さて、この節目となる開創1200年に向けていろいろな取り組みがあります。
そのひとつが「高野山検定」です。

キャッチフレーズは「1200年の歴史を学び、世界遺産に触れる日」です。

2013年6月9日(日)に高野山・東京・名古屋大阪・福岡で行われます。
合格者には高野山の木を使った合格認定証と、高野山霊宝館で国宝級宝物の特別公開に参加できます。

詳しくはこちら

空海・高野山検定公式テキストもあります。
空海・高野山の教科書空海・高野山の教科書
(2013/03/16)
不明

商品詳細を見る

読むだけでも楽しいかも。

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高野山の大法会

弘法大師空海が永遠の禅定に入ったのは今から1200年以上前の3月21日でした。
高野山では今でもこの日にちなみ大法会を行っています。
弘法大師空海の肖像画(御影:みえい)を拝むことから「御影供:みえいく」といいます。
毎年、旧暦で行われます。今年は4月11日になります。

高野山の関連ホームページはこちら
高野山の大法会

また、これに併せてお供え物をすることができます。
お餅と野菜などをお供えします。高野山金剛峯寺にお願いすることができます。
詳しくはこちら

興味のある方はご覧ください。
高野山は大賑わいの二日間になります。
参加型の法会もあります。

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