太釈さんの法話なブログ 行事

太釈さんの法話なブログ

高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

仏教行事 終い大師(しまいだいし)

仏教行事の紹介です。

毎月、ご利益が百倍になるという仏さまの御縁日があります。
12日は薬師如来、15日は阿弥陀如来、18日は観音さま、21日は弘法大師、24日はお地蔵さま、28日は不動明王などです。

年末の仏さまの御縁日は、特に「終い〇〇」(しまい〇〇)と言います。
ですから、12月21日は終い大師になります。
弘法大師尊像 

觀音寺では毎月28日の不動明王の御縁日に行っている護摩祈祷を、12月だけ日程を繰り上げて21日に行います。

終い大師なので、今年一年を無事に過ごすことができたことを感謝して護摩を焚きます。
護摩の火で一年の煩悩を焼き尽くし、きれいな心となって新年を迎える準備を整えるのです。

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仏教行事 三千仏の供養

仏教行事の紹介です。

1枚の掛け軸にたくさんの仏さまを描くことがあります。

最もよく使われるのは13人の仏さまを描いた「十三仏(じゅうさんぶつ)」の掛け軸でしょう。
法事には必ずと言っていいほど掲げます。

真言宗寺院には曼荼羅(まんだら)と呼ばれる掛け軸が大きさの差はあれ、必ずあります。
特に、胎蔵曼荼羅(たいぞうまんだら)にはたくさんの仏さまが描かれています。一説には2,000人を越える仏さまが描かれているといわれています。

今回紹介する掛け軸は、1枚に1,000人の仏さまが描かれています。
この掛け軸を3枚並べて、3,000人の仏さまを掲げます。数え切れないほどの仏さまを表現します。
三千仏 

さらに、水で浄めた土砂を壺に詰めて不空羂索観音を土砂に封入し、特殊な真言を唱えて加持(かじ)をします。

この特別な土砂を病気のものに授けると苦しみが消え、お墓に撒けばご先祖さまの罪過が消えるといわれています。

信者さんは三千仏の法会に参列して手を合わせ、加持された土砂を持ち帰りお墓に撒き、ご先祖さまの供養をするのです。

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護摩祈祷を再開します

護摩祈祷を再開します

7月から9月までお盆の供養や寺院行事(施餓鬼会)のため護摩祈祷はお休みしていました。
10月から護摩祈祷を再開します。
厄除け護摩祈祷2011 
今年も10月と11月、12月の3ヶ月となりました。
護摩祈祷は月に一度なので、今年はあと3回しかありません。

一期一会といいます。
同じ作法で同じように護摩祈祷をしているにもかかわらず、同じ護摩はありません。

今回はどのような護摩祈祷になるでしょうか。
精進いたします。

不動護摩祈祷のご案内
10月27日(金) 午前10時より 觀音寺にて護摩祈祷を行います。

添え護摩札を希望される方は300円/枚を奉納してください。
觀音寺備え付けの木の札(添え護摩札)にお願いごとと名前を書いてください。
護摩の火でお焚き上げいたします。祈祷の印に紙製の祈願札を差し上げています。

添え護摩札は当日受付できます。

觀音寺の場所は、法話と天井絵の寺ホームページをご覧ください。

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秋のお彼岸

 昨年頂戴したハガキに「お盆が終わってほっとする間もなくお彼岸です」と書かれていました。今月は秋のお彼岸について紹介します。

 お彼岸とは、世界中の仏教国で行われている行事だと思っているかもしれませんが、そうではありません。お彼岸は日本独特の仏教行事です。起源は明らかではありませんが、桓武天皇の時代(七八一~八〇六)にはお彼岸の行事が行われていたようです。

 お彼岸を春分の日・秋分の日前後に定めたのは、季候がよく、昼夜の長さが同じで仏教行事を行うには最適な時期であったためです。一年に二度、日頃の仏道修行に励まず怠けていることを反省して、仏教週間を設けたのでしょう。

 また、極楽浄土は西にあるといわれているので、極楽浄土にいるご先祖さまのために手を合わせます。

 彼岸とは悟りを開いた世界を指します。私たちが彼岸に行き着くために六つの修行をします。
一、布施…見返りを求めず与えること
二、持戒…決まりごとを守り、穏やかな生活をする
三、忍辱…思うようにならなくても耐え忍ぶこと
四、精進…仏道をたゆまずに実践すること
五、禅定…ザワザワする心を鎮めること
六、智慧…仏教の智慧を身につけて実践すること

彼岸花 
 ヒガンバナは彼岸の時期に咲き、花言葉に「また会う日まで」とあります。彼岸にご先祖さまと再会できると言われるのは、ヒガンバナが咲くことと関係があるのかもしれません。悟りの世界にいるご先祖さまに近づくことができるよう、秋の彼岸は六つの修行を心がけたいものです。

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お盆の期間は?

 お盆は八月十三日~十五日の三日間です。

 故人が里帰りするので、自宅の軒先やお墓の前で八月十二日の夜にこえ松を燃やして迎え火を焚きます。そして、十六日の朝にはこえ松を焚き送り火とします。

 地域によっては盆灯籠を川に流す灯籠流しが行われています。
 初盆から灯籠流しまでの三年間は、八月十八日に盆灯籠の供養のため、長岸觀音寺にて施餓鬼会を行います。

 餓鬼地獄におちた亡者を供養することで、万徳を得られるとされる行事です。


法話と天井絵の寺ホームページでは、仏教問答Q&Aサイトhasunohaにおける私の回答をリンクしています。
こちら をご覧ください。

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