太釈さんの法話なブログ 行事

太釈さんの法話なブログ

高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

死の体験旅行を開催しました

おかげさまで9月11日(日)に「死の体験旅行in徳島」を終えることができました。モタモタしながらも、私の行き届かないところをフォローしていただいた皆さま、ありがとうございました。

もしかすると、もう一度徳島で開催できるかもしれません。
その時には、一度体験してみてください。亡くなっていくという貴重な体験旅行ができます。

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、室内

「死の体験旅行」の詳細は、こちらを参照してください。
http://753an.blog.so-net.ne.jp/

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なぜは盆は供養するのだろう

 今年は初盆を迎えるけれど、どのようにしたよいのか分からないと悩んでいる方もおられるかもしれません。
 初盆を迎えるとは、どういうことなのでしょうか。故人が亡くなり四十九日忌を終えた後、初めて迎えるお盆のことを初盆といいます。お盆までに四十九日忌を終えていない場合は、翌年が初盆となります。初盆は、霊となった故人が初めて帰ってくるので、丁寧に供養したいものです。
 初盆を迎える年に、施主は盆灯籠を購入します。長岸觀音寺で戒名と偈文を書き入れ、開眼供養をしておきます。七月三十一日の夜から八月三十一日の夜まで、盆灯籠を窓際に吊して明かりを付けてください。故人が帰ってくるときに、迷わないようにするためです。
 八月に入るとお盆のお参り(棚経)に参ります。訪問日程は事前にハガキにてお知らせいたしますので、私の訪問にあわせて祭壇を準備したいものです。
 お盆に入る前(八月十三日まで)にお墓参りをしておきます。気温が高いので花はすぐに枯れてしまいます。新しいシキミを生けておきましましょう。お仏壇もそうじをしてホコリを取っておきます。新鮮な果物やお菓子をお供えして、香りのよい線香を立てて手を合わせましょう。
盆灯籠

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お大師さまの誕生日を知っていますか?

 お釈迦さまの誕生日は四月八日と伝わっていますが、大師さまの誕生日をご存じですか?
 お大師さまの誕生日は宝亀五年(七七四年)六月十五日です。讃岐国多度郡屏風ヶ浦で生まれたと伝わっています。
 お大師さまは幼名を「真魚」と名付けられました。お大師さまの母は、懐妊した時に不思議な夢を見ました。紫色の雲に乗ったインド僧が空から舞い降り、母の懐に入ったのです。その後、お大師さまの母は懐妊の兆候が見られました。お大師さまの母は、「元気な子どもが生まれますように」と毎日神仏にお祈りしました。そして、十二ヶ月後に玉のような子どもが生まれたのがお大師さまです。また、六月十五日はインドの高僧であった不空三蔵の命日であることから、お大師さまの母が夢に見たインドの僧は不空三蔵であり、お大師さまは不空三蔵の生まれ変わりではないかと言われることもあります。
稚児大師 ブログ用

 お釈迦さまの誕生日を祝う行事として花まつりがあるように、お大師さまの誕生を祝う行事に大師誕生会があります。高野山では、青葉薫る季節なので、青葉まつりとして盛大なお祭りが開催されます。
 大師誕生会では、花御堂の中にお大師さまの子ども時代の姿である稚児大師を立てます。そして、お釈迦さまと同じように甘茶をかけて祝います。鳴門結衆の大師誕生会では、僧侶が稚児大師をお参りした後、参列者も普段立ち入ることができない内陣へ入りお参りすることができます。




この記事は觀音寺が毎月発行している寺院だよりの記事です。
すべての記事はホームページよりダウンロードできます。お寺からのお知らせをご覧ください。

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月に一度の反省会

 鳴門結衆で熱心に行われているふさつ会は、全国どこでも行われていると思っていませんか?
 実は、高野山を除くとほとんどの地域で行われていないようです。徳島県下でもふさつ会を行っているのは鳴門結衆だけのようです。
 ふさつ会の歴史は古く、お釈迦さまがインドを歩いて説法をしていた時代までさかのぼります。今から約二千五百年前です。
 その当時、出家者はたくさんの戒律を守り生活していました。出家者は月に二回、戒律を守って生活できたかどうか反省する集会を持っていました。これがふさつ会です。結衆のふさつ会では丁子湯で手を洗い、籌を配って人数を集計します。そして、戒師(鳴門結衆では当番寺院の住職がつとめます)が教えを説きます。
 戒師は、「戒を守らないということは、サルの首に鎖を付けているようなものだ」と説き、「戒を守ることは、暗闇に明かりを持つようなものだ」と諭します。そして、戒師は戒を守ることができなかった者は自ら反省し、反省することがなければ沈黙しなさいと促します。

布薩のお釈迦さま

 あなたは、一ヶ月を振り返り戒律(ルール)を守って生活することができたでしょうか。失敗することは誰にでもあります。失敗した後に反省し、同じことを繰り返さないようにすることが人間としての成長を促します。
 鳴門結衆ふさつ会にお参りして、一ヶ月の反省をしてみましょう。僧侶によるふさつの作法も見ることができます。

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お釈迦さんの誕生日はいつですか?

お釈迦さんの誕生日を知っていますか?

正解は4月8日です。
お釈迦さんの母、マーヤ夫人が出産のため里帰りをしていました。
休憩のために立ち寄ったルンビニーの花園で、お釈迦さんは生まれました。そして、7歩歩いて右手を天に、左手で地を指さし、「天上天下唯我独尊」と叫びました。

この故事から、寺院では花御堂を供えます。
花御堂とは、はなまつりに使用し、誕生時のお釈迦さまの立像を安置する小さなお堂のことです。
花御堂2012

長岸觀音寺では、四月七日の午後七時から御詠歌講の皆さまに集まっていただき、花御堂を花で飾ってもらいました。
数年前からはなまつりの前日に集まってくださり、花御堂を飾ってもらうようになりました。御詠歌まで奉詠してくださり、ありがたいことです。

はなまつり和讃に、「生きとし生けるもののため 幾千代かけて変わりなく 導き給う御慈悲に 法の道こそ尊けれ」とあります。お釈迦さまは、この世に生まれる前から幾度も生まれ変わりながら、教えを説いてきたと伝えられています。時には、ウサギとして生まれました。空腹の僧侶に食事を布施をするため、我が身を捧げようとしたこともあるとジャータカものがたりで伝えられています。

私も、ささやかでもお釈迦さまのように慈悲の心を持ちたいものです。

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