
数珠を新しく購入する時の4つのポイントを4回にわたって書きます。題して『どうやって選べば良いの? 迷ったときのお数珠!』
今月は、その③『数珠の構造』です。
数珠は主玉(おもだま)と親玉(おやだま)、四天(してん)、房(ふさ)、紐(ひも)によって作られています。
主玉は数珠を構成している玉で108個あります。108個の主玉は煩悩の数、あるいは仏さまの数をあらわしているといわれています。
親玉は房の根元にある大きな玉です。略式数珠には1個、本連数珠には2個あります。
四天は本連数珠にあり、親玉から数えて7個目と21個目にある少し小さな玉です。真言を7回、21回と正確に唱えるために入っています。
房は種類がありますが、略式数珠の場合は形や色に決まりはありません。本連数珠では、真言宗では梵天房(上記写真)を用います。
数珠の玉は一本の紐によってつながれています。玉が水晶など透明素材の場合は紐が透けて見えるので、紐の色によって印象が変わります。
略式数珠を選ぶときは主玉の色や房のデザインなど気に入ったものを、本連数珠は真言宗では梵天房を選ぶと良いでしょう。
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