太釈さんの法話なブログ 育メン坊主のひとりごと
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太釈さんの法話なブログ

高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

育メン坊主のひとりごと

Q. 高校卒業を控えて就職予定の息子は友だちとの交流もなくゲームばかりしています。社会に出る息子にどのように声をかければいいでしょうか。

本を持っている太釈さん
A. 高校卒業と就職内定おめでとうございます。コロナ禍で就職活動もままならない中での内定は価値があると思います。
 人は環境によって大きく変わるものです。道が開けるカギは人との出会いとタイミングです。ゲームに没頭するのは他にやりたいことがないからです。必要な人物と出会うことができれば、立ちこめていた霧が一気に晴れることもあるでしょう。機が熟すまで待ちたいものです。

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育メン坊主のひとりごと

Q.3歳になる娘は食事のときに一口食べては走り回ります。私は母親として娘にご飯を食べさせなくてはいけないと焦ってしまいます。夫も食事には仕事のためにおらず、もう疲れてしまいました。

本を持っている太釈さん
A. 大人になっても食事のマナーは大切とされます。子どものときから身につけさせたいと願うものですね。でも、マナーを知る前に、食事は楽しい時間であることが前提になる気がします。しなければならないと思考が固まっていては食事も楽しめません。御主人も含めて家族3人で食事という楽しい団らんの時間を持ちたいものです。家族で鍋料理はいかがでしょうか。

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育メン坊主のひとりごと

Q.母親に向いていない私が子どもを産んでしまったことを後悔しています。3歳の長男はわがままで、無理を言い出したら聞きません。どうしたらよいのか分からなくなります。

本を持っている太釈さん
A.子育ては思ったようにならないことが多いですね。ふり返れば親としてこうしておけば良かったと反省し、つらかったり、申し訳なかったりすることばかり思い出し、キュッと心が痛むことがあります。でも、子どもにとって世界中探しても親はあなたしかいません。空海上人も「仏の眼で世界を見ればすべての人は親である」と説きました。あなたが子育てに向いていないと悩んでも、子どもはあなたを必要としているのです。

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育メン坊主のひとりごと

育メン坊主の太釈が、あなたの悩みに仏教を以て答えます

Q.妊娠中でコロナ外出自粛がつらいです。出産後も赤ちゃんを感染させてしまわないかと不安で、何もしたくなくなりました。

A. 出産は母子ともにたいへんな時期でナーバスになります。さらに新型コロナウィルス感染拡大予防のため、自粛生活に圧力を感じて塞ぎ込んでしまうこともあるでしょう。こういうときは、まわりを見回すことはやめて、やさしくお腹をさすってあげましょう。きっと赤ちゃんも喜んで反応してくれるはずです。お腹の中で一所懸命に生きようとしている「いのち」に目を向けて、母親になる日を静かに待ちましょう。新しい命はあなたを必要としていますよ。
出産と赤ちゃん

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育メン坊主のひとりごと

Q.一歳の子どもがいますが、人の目が気になって仕方がありません。良い母親になっているのか心配ばかりしています。

蓮花寺の子育て観音
   子育て観音


A.どうしても同じ年ごろの子どもを持つお母さんと比べてしまい人目が気になってしまうのですね。他の母親と比べはじめると嫉妬や自己嫌悪がムクムクと頭をもたげます。
 そんなときは手を合わせて合掌をしてみませんか。合掌は相手への敬意とともに、あなたと私は一緒なのだという慈悲の心を表しています。合掌している右手と左手のように、あなたも私も同じ存在であれば、人目を気にする必要もないと思います。


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