太釈さんの法話なブログ 供養

太釈さんの法話なブログ

高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

灯籠流し

夏の行事は灯籠流しで終わりを告げます。

灯籠流しは地域によって風習は様々になっているようですね。

觀音寺では、初盆に盆灯籠を新しく買い求め、菩提寺で戒名を書き込んでもらい開眼供養したものを自宅でまつります。
他の地域では、水に溶ける小さな灯籠を川に流したり、回転灯籠を処分したりするようです。
長崎県の精霊流しは盛大ですね。山車のような手作りの船を造り、船をこぎながら町中を練り歩きます。故人の霊を極楽浄土へ送り出す行事です。
盆灯籠 

なぜ、灯籠流しを行うのでしょうか。

觀音寺では、灯籠流しは命日から3年目のお盆に行っています。
初盆、2年目には灯籠流しをしません。
私の考えですが、故人が亡くなって思い出を川に流してもよいと思えるようになるまで3年かかるのではないかと思います。

初盆は、亡くなって時間がたたないので盆灯籠は故人の形見のような気がします。
2年目に、やっとお盆らしく故人と向き合えるようになります。
3年目に、故人の思い出が執着に代わらないよう灯籠流しで故人を見送っていくのですね。

空海は、父・母の恩は空よりも大きく大地より深いと説きました。
灯籠流しは父・母の恩に報いる仏教行事でもあるのでしょう。

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故人に聞こえているのだろうか

つまらんことを聞くけんど、ちょっと教えてくれへんで
太釈が答えます。

Q.お仏壇の前で故人に話しかけていますが、私の言葉は故人に届いているのでしょうか。

A.私はご法事で、ご先祖さまのことを思い出して「あんなことを言っていたな」と思いを寄せてくださいとお願いしています。
 私たちが住んでいる世界は物質世界です。移動には車や鉄道、飛行機などに乗り、時間をかける必要があります。しかし、亡くなったあとは時間も空間もありません。あなたがご先祖さまのことを思い起こせば、傍にいるような気がします。あなたの思いは、時間も空間も超えて故人の元へと届いていくのです。
 お仏壇は小さなお寺です。お寺には御本尊があり、仏さまを通じてあなたの言葉は故人へと届いているのです。たくさん想いを伝えていきましょう。
人形供養 2013-5-26

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亡くなった人が夢に出る

Q.亡くなった祖母が怒っている夢を見ます。どうしたらよいのでしょうか

A.亡くなった人が夢に出て、怒ったり、泣いたりされると、あなたは心穏やかではありませんね。何か悪いことをしてしまったのではないかと自分を責めてしまいがちです。
 しかし、あなたは思い当たることはありますか?きっとないはずです。なぜなら夢はあなたの心を投影したものだからです。
 あなたが亡くなった祖母に対して、生前にできなかったことを悔やんでいると、「祖母が怒っているのではないか」と妄想してしまいます。それが夢として現れてくるのです。
 弘法大師空海は父母など四つの恩があると説きました。生前の恩に感謝し、心静かに手を合わせて供養していると、夢を見なくなることでしょう。供養とは恩を返すことなのです。



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故人を偲ぶお供えもの

四十九日忌のお勤めをする時に、いつも気にすることがあります。
それは、お供え物です。

故人が生前に好物であっただろうと思われるものがお供えされています。
ご遺族の温かい心が感じられて、私も心が温まります。

草餅

今回は、草餅をお供えになっていました。故人が好物だったことを知っていた親戚が手作りで供えてくれたとのこと。故人の人柄が偲ばれます。

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この伝統は、ずっと続けてほしい

あっという間に3月になってしまいました。

1月2日から13日まで、觀音寺の地元 徳島県板野郡松茂町長岸をはじめとして、板野郡松茂町、板野郡北島町、鳴門市、徳島市へお正月のお参り(家祈祷:やきとう)に行かせてもらいました。

家祈祷は先々代の教善住職が年始のお礼参りとして始めました。このため、鳴門結衆でも家祈祷を行っているのは長岸觀音寺だけです。
 正月の床の間

私が家祈祷で檀家さんのお宅をお参りすると、「この伝統はずっと続けてほしい」という声を頂戴しました。お正月のお祭りを省略することも多くなった昨今ですが、新年を祝って家内安全の祈祷をする家祈祷の伝統をいつまでも続けていきたいと思います。




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