太釈さんの法話なブログ 供養

太釈さんの法話なブログ

高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

姿は見えなくても

阿波おどり

徳島県と言えば阿波おどりです。
「踊る阿呆も 見る阿呆 同じ阿呆なら 踊らにゃそんそん」
8/12~15の間だけ、徳島県人は阿呆になります。

さて、阿波おどりをはじめとして全国に盆踊りがあります。

お盆にご先祖さまが戻ってくるといわれます。
戻ってこられたご先祖さまは、私たちには見えません。しかし、まるでご先祖さまが隣にいるかのように振る舞い、供養します。盆踊りもご先祖さまの供養の1つとされています。

姿は見えなくても、ご先祖さまと一緒に踊るのが盆踊りなのですね。


法話と天井絵の寺ホームページでは、仏教問答Q&Aサイトhasunohaにおける私の回答をリンクしています。こちら を ご覧ください。

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ところ変われば仏壇も変わる、らしい

 徳島県では、お仏壇の最上段に三輻の掛け軸(向かって左から不動明王、真ん中に十三仏、右側に弘法大師、ただし真言宗の場合)を掛けます。

 ところが、首都圏などでは、掛け軸ではなく立体的な仏像を三体(向かって右側に弘法大師像、中央に大日如来像、左側に不動明王像 真言宗の場合)安置することが主流なのだそうです。

仏壇用の仏像 大日如来 

大日如来の仏像 

確かに、お仏壇の最上段に高さが十五センチ~二十センチぐらいの立体的な仏像があれば見栄えがします。小さなお寺であるお仏壇も、立体的な仏像があることでよりお寺に近くなります。

 皆さんのお仏壇にも立体的な仏像があるといいですね。

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仏事相談 ちょっと教えてくれへんで?

Q.お盆に精霊棚やお仏壇に、何を御供えすればいいですか?


お盆のおまつり 

 お盆に御供えするものは、おがら・そうめんやサヤエンドウなどの細長い食べ物、ほおずき、霊供膳、お菓子、故人が生前好きだったものです。

 おがらは、写真のように横に渡してそうめんやサヤエンドウを垂らします。ほおずきは両側に提灯のように吊します。

 そうめんやサヤエンドウは餓鬼仏に対するお供えものです。
 餓鬼仏はのどが細いので、そうめんやサヤエンドウのような細長いものでないと食べられません。また、ほおずきは、餓鬼仏のお供えものがある場所を示すものです。提灯のようなものと考えてください。

 霊供膳やお菓子、果物は故人やご先祖さまに対するお供えものです。故人が生前に好物だったものをお供えし、故人の在りし日を偲びましょう。

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灯籠流し

夏の行事は灯籠流しで終わりを告げます。

灯籠流しは地域によって風習は様々になっているようですね。

觀音寺では、初盆に盆灯籠を新しく買い求め、菩提寺で戒名を書き込んでもらい開眼供養したものを自宅でまつります。
他の地域では、水に溶ける小さな灯籠を川に流したり、回転灯籠を処分したりするようです。
長崎県の精霊流しは盛大ですね。山車のような手作りの船を造り、船をこぎながら町中を練り歩きます。故人の霊を極楽浄土へ送り出す行事です。
盆灯籠 

なぜ、灯籠流しを行うのでしょうか。

觀音寺では、灯籠流しは命日から3年目のお盆に行っています。
初盆、2年目には灯籠流しをしません。
私の考えですが、故人が亡くなって思い出を川に流してもよいと思えるようになるまで3年かかるのではないかと思います。

初盆は、亡くなって時間がたたないので盆灯籠は故人の形見のような気がします。
2年目に、やっとお盆らしく故人と向き合えるようになります。
3年目に、故人の思い出が執着に代わらないよう灯籠流しで故人を見送っていくのですね。

空海は、父・母の恩は空よりも大きく大地より深いと説きました。
灯籠流しは父・母の恩に報いる仏教行事でもあるのでしょう。

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故人に聞こえているのだろうか

つまらんことを聞くけんど、ちょっと教えてくれへんで
太釈が答えます。

Q.お仏壇の前で故人に話しかけていますが、私の言葉は故人に届いているのでしょうか。

A.私はご法事で、ご先祖さまのことを思い出して「あんなことを言っていたな」と思いを寄せてくださいとお願いしています。
 私たちが住んでいる世界は物質世界です。移動には車や鉄道、飛行機などに乗り、時間をかける必要があります。しかし、亡くなったあとは時間も空間もありません。あなたがご先祖さまのことを思い起こせば、傍にいるような気がします。あなたの思いは、時間も空間も超えて故人の元へと届いていくのです。
 お仏壇は小さなお寺です。お寺には御本尊があり、仏さまを通じてあなたの言葉は故人へと届いているのです。たくさん想いを伝えていきましょう。
人形供養 2013-5-26

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