太釈さんの法話なブログ 心を込める その3

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高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

心を込める その3

さて、私の答えとは?

般若心経はインドで生まれた経典を漢文に翻訳した大般若経600巻を、要点だけを278文字にまとめたものです。無いようをそのまま直訳すると哲学的で非常に難しいものです。私なりにポイントを一つだけ取り出すと「色即是空」になると思います。

「色」とは目に見えるもの、つまり今ここにあるもの、生きている私たちのことです。
「空」とは文字の通り空っぽ、何もないことです。

色即是空は、生きている私たちは何もない存在である、となります。

ですから、生まれることも滅することも(不生不滅)垢が付くことも汚れることも(不垢不浄)増えることも減ることもない(不増不減)と続きます。
つまり、元々空っぽなのだから何もこだわることはない」のです。
私たちは生きていることにも死んでいくことにもこだわりを持っています。家族や友人にもこだわりを持っています。それらを全て捨てて真っ白になりなさいというのが般若心経の教えです。

仏前勤行次第

弘法大師空海は般若心経について解説本を著しています。
その著書の中で、般若心経は智慧がいっぱい詰まっている経典で、それだけで真言(マントラ)なのです。真言は一文字で千種類の意味を持っている射るので、般若心経を声に出して唱えるだけでよいと説いています。

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