太釈さんの法話なブログ みつめる その1

太釈さんの法話なブログ

高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

みつめる その1

毎月の法話会は「心に残るちょっといい話」をしています。
毎月のことなので、テーマを探すのに手間取ることがあります。本はネタの宝庫なので、今までに読んでピンと来たところに付せん紙を貼り、「なぜピンと来たのか」を一言で書いてあります。
後で、その付せん紙の部分だけ読み返し、気になったテーマで法話を作ります。

時に、どうしてもピンと来るものが見つからないこともあります。

そういう時は、妻に話題を振ってみたり、新しい本を読んでみたりと気分転換を図ります。
それでもダメな時は、気が焦ります。

今年の1月がそうでした。
どうしても話題が決まらない。
どの本を見返してもピッタリのものがない。

仕方がないので、こじつけで「これにしようか」と妥協してみたくもなりますが、しっくりいかない。
タイムリミットは迫ります。焦ります。

ふとした時に、妻が言いました。
「1月は阪神・淡路大震災があったわよね」

その時は聞き流していましたが、意識の中に「阪神淡路大震災」をインストールすると、ピッタリの話題が見つかりました。かの大震災で亡くなった方々の「忘れてほしくない」という気持ちが、私の意識とシンクロしたのでしょう。

不思議と、こういうことがあります。
「誰かに言わされている」という感覚。それはきっと思いを断ち切れずに亡くなっていった人たちであり、仏さまであったりするようです。

今回は、阪神・淡路大震災を見つめた女性の物語です。
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