太釈さんの法話なブログ 自己チューが変わるとき その3

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高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

自己チューが変わるとき その3

さて、子どもたちの気づきとは何でしょうか。

3年目の冬を迎えると高学年の、要領のいい子どもたちが率先してぞうきんがけをするようになります。
そこで得た気づきとは?

高学年の子どもたちは、ふと考え始めます。
「自分たちが、簡単なハタキやほうきを持っているとき、ぞうきんがけをしているのは誰だろう」
周りに目をやると低学年の子どもたちが手を真っ赤にしながら、冷たい水を汲みに行きぞうきんを絞っています。

「もしかすると、冷たくてやりたくないことは『自分以外の誰か』がしてくれているのではないだろうか」
と、いうことに気がつくのです。

心に溜まっていたホコリ、つまり、「イヤなことは誰かにやらせておけばいいや」という自分勝手な欲にまみれていたことに気が付くのです。自分たちがにぎっているハタキでは落とすことのできないホコリが落ちていくのです。

そうして、高学年の子どもたちが、誰が言うともなくぞうきんを手にし始めるのです。

つづく


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