太釈さんの法話なブログ 自己チューが変わるとき まとめ

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高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

自己チューが変わるとき まとめ

これまで、「寺子屋での子どもたちの掃除」「西国33観音霊場サイクリング巡礼」の話を紹介しました。

どちらも「やってみないと分からない」ことです。
寺小屋で「掃除をしなさい」と言われたら、わざわざぞうきんに手を伸ばす子どもはごく少数です。誰でも楽をしたいものです。イヤな時間はやり過ごせばいい。小学生になれば、それぐらいの知恵は身に付いています。しかし、それが欲のホコリにまみれているかどうかまでは分からないものです。

西国33観音霊場に限らず、巡礼の旅は思った以上に困難な旅です。
自転車によるサイクリング気分で行けるものではありません。宿泊はテントで自炊だけでの生活です。親にとって、その大変さは想像がついても、子どもたちにはやってみないと分からないものです。

お大師さまの言葉に
「どんなにすぐれた薬が箱に一杯にあっても、服用しなくては効果はない。どんなにきれいな服がタンスに入っていても、着ることがなくては寒いままである」
と、あります。

知っているだけでは何の役にも立ちません。
相手のことを思いやり、相手の心を感じて、声をかけ、行動することによって身に付いていくものなのです。
次の一歩を勇気を持って踏み出していきたいものです。
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