太釈さんの法話なブログ うどんこの生き方 その3

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高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

うどんこの生き方 その3

アンパンマンは出版社や子どもを持つ親には不評でした。どうしてでしょうか。

「お腹が減ったからと言って、自分の顔を食べさせるのは良くない」
「正義の味方が汚いマントをしているのはおかしい」
などなど。

やなせさんは言います。
「戦争では食べるものがなかった。誰もがお腹を空かせていた。わずかな食べ物を奪うようにして食べた。食べ物のために争いも起こった。食べ物さえあれば、みんな仲良くできるはずなのに。だから、アンパンでできた自分の顔を、困った人にあげるんです。そうすれば、みんな笑顔になれるんです。減ってしまったアンパンは、新しいパンを焼いてもらったらいいんです」

70才まで芽が出なかったやなせたかしさんは、ご自身の生き方をこう記しています。
「楽な生き方をしよう。
 勝負がつらいなら、戦う前に負けている。あきらめないで。目の前の1メートルをゆっくり走ればいいから」

また、やなせかたしさんは、こんな事も言っています。
「人生は、運・鈍・根と言うでしょ。運が良くて、鈍重なほどにコツコツとして、根気があれば成功するということ。でもね、ぼくは違うんだ。運も根も、人の半分しかない。でも、鈍だけはいっぱいあった。だから、う(ん)・どん・こ(ん)、「うどんこ」だね」

運勢も根気もないけれど、鈍重にコツコツしたからアンパンマンにつながったのですね。
「う・どん・こ」の生き方を実践してこられたのでしょう。

弘法大師空海も、同じようなことを言っています。
「1つの塵も、たくさん積もれば山となる。小さなことでもコツコツと積み上げると大きな山を構えるほどになる」

小さなことも、ささいなことも、大切に積み上げていきたいものです。

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