太釈さんの法話なブログ 交通安全法話 ギブ&ギブ その4

太釈さんの法話なブログ

高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

交通安全法話 ギブ&ギブ その4

前回までのあらすじ

雪の降った東京八王子にて
坂道を上がりきれず立ち往生した車が、近所の方のおかげで坂を登り切ることができました。
登り切ることができた車のドライバーは、次の車の後ろをワッショイ、ワッショイと押します。
次々と車を押して、ワッショイワッショイの連鎖がありました。善意の連鎖です。

さて、話は変わって車イスで移動するドライバーが困ることは何でしょうか。

最近は、足が使えなくても手だけで運転ができる福祉車両ができました。車いすの方も車で外出ができるようになりました。ところが、困ることもあります。

特に雨の日の買い物です。
自動車から降りて車いすに乗り換えるので、屋外駐車場だと濡れてしまいます。屋内駐車場を利用しますが、障がい者用のスペースが一般車両で埋まっていることが少なくありません。車から車いすに乗り換えるのを苦労している横で、健常者のカップルが障がい者スペースに駐車していくこともあったそうです。大型スーパーには10台分の障がい者スペースがありましたが、ほとんど一般車両が利用していました。

障がい者用スペースに一般車両を止めないようにするため、店側は赤いコーンを置きます。
ところが、今度はこれが障がい者にとって邪魔になります。一人で運転してくる障がい者の方は、一旦車いすに乗り換えてコーンを移動してから、再び車を移動しなくてはいけません。
そこで、障がい者のドライバーは、コーンぎりぎりまで車を近づけて5センチずつ車を移動させながら、窓から手を伸ばしてコーンをずらすテクニックを身につけるのです。

それを見ていたクリーニング店の女性店員が飛び出してきて、コーンを移動してくれました。
障がい者がお礼を言っても、「いいですよ、やりますから」とさわやかに対応してくれた。こういう人をココロの美人というのでしょうね。

「あんた、徳のある人やな」と言われる人は、布施の心を持っています。ギブ&ギブです。私がしてやったというココロがありません。

今年も1年、ギブ&ギブのココロ美人で事故をせず楽しくお過ごしください。

合掌
関連記事
スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する