太釈さんの法話なブログ 跳びはねる思考/東田直樹

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高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

跳びはねる思考/東田直樹

外側から見ることと、内側から見ることでは見え方が違うものです。
特に、人間の感じ方は他人には分からないものです。

我が家に自閉症児がいますが、彼が見えているものは何だろう、どのように見えているのだろうと思うことがあります。それを解き明かしてくれたのが、跳びはねる思考/東田直樹 著 イーストプレス 2014年9月発行 です。


「挨拶」という話が載っています。
自閉症児はなぜ、挨拶ができないのだろうかということを、自閉症本人の視点で書いています。
「僕には人が見えていないのです」という1文に、私はなるほどと思いました。人も風景も同じように見えてしまい、どこからどうしていいのか分からないのです。さらに、「木も、山も建物も、すべてのものが一斉に話しかけてくるのです」と続きます。私たちにはない感覚なので、驚きとともに、興味深いです。

なるほど、それでは特定の人に挨拶しなさいといっても難しいでしょう。

私たちは、自閉症を外側から見ています。内側から見ると、こんな感じなのだと興味深く読ませてもらいました。
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