太釈さんの法話なブログ お盆の仏教行事 施餓鬼会を知っていますか?

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高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

お盆の仏教行事 施餓鬼会を知っていますか?

本堂の東側に壇を作り、団子などのお供えものをして餓鬼仏を供養する施餓鬼会を知っていますか?
 起源はお釈迦さまの弟子であった目蓮さんの体験にあります。目蓮さんは母を若くして亡くしました。目蓮さんは一人で生きていくことに限界を感じ、お釈迦さまのもとで修行を積みました。おかげで目蓮さんは、亡くなった人に会いに行くことができる不思議な力を身に付けました。ある日、亡くなった目蓮さんの母に会いに行こうとしましたが、見つかりませんでした。やっと母を見つけたのは、餓鬼地獄でした。食べるものも、飲むものも全て炎となってしまいます。

施餓鬼


何とか母を救いたいと思った目蓮さんは、お釈迦さまに相談します。「雨期が終わった七月に一〇〇人の僧侶を集め、食事を接待し供養してもらいなさい」と教えてもらった目蓮さんは、身体を粉にして供養しました。地獄で見ていた目蓮さんの母は、懺悔の涙を流し極楽浄土へと成仏することができました。
 私たちの心に潜む私利私欲にとらわれた餓鬼の心を懺悔して、あなた以外の誰かのために供養することで仏教の教えである布施の心を思い起こす行事です。
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コメント


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なぜ、壇は東側なんですか?

そうゆう | URL | 2016-08-17(Wed)17:56 [編集]


コメントをありがとうございます。
返信が遅くなってしまい、申し訳ないです。

さて、施餓鬼壇が東向きになっている理由です。
餓鬼は北東の鬼門に集まります。そして、お腹を空かせています。柳の下などは嫌うので、そういう場所は避けます。
施餓鬼を行う僧侶は、餓鬼を恐がらせないよう数珠を懐中します。餓鬼が食べ物を食べられるよう供養した後に、振り向かずに静かに帰ります。
誰もいなくなってから、餓鬼は供物を食べるのです。

つまり、北東に近い東向きに壇を構えるのです。

太釈 | URL | 2016-08-21(Sun)10:36 [編集]