太釈さんの法話なブログ 月に一度の反省会

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高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

月に一度の反省会

 鳴門結衆で熱心に行われているふさつ会は、全国どこでも行われていると思っていませんか?
 実は、高野山を除くとほとんどの地域で行われていないようです。徳島県下でもふさつ会を行っているのは鳴門結衆だけのようです。
 ふさつ会の歴史は古く、お釈迦さまがインドを歩いて説法をしていた時代までさかのぼります。今から約二千五百年前です。
 その当時、出家者はたくさんの戒律を守り生活していました。出家者は月に二回、戒律を守って生活できたかどうか反省する集会を持っていました。これがふさつ会です。結衆のふさつ会では丁子湯で手を洗い、籌を配って人数を集計します。そして、戒師(鳴門結衆では当番寺院の住職がつとめます)が教えを説きます。
 戒師は、「戒を守らないということは、サルの首に鎖を付けているようなものだ」と説き、「戒を守ることは、暗闇に明かりを持つようなものだ」と諭します。そして、戒師は戒を守ることができなかった者は自ら反省し、反省することがなければ沈黙しなさいと促します。

布薩のお釈迦さま

 あなたは、一ヶ月を振り返り戒律(ルール)を守って生活することができたでしょうか。失敗することは誰にでもあります。失敗した後に反省し、同じことを繰り返さないようにすることが人間としての成長を促します。
 鳴門結衆ふさつ会にお参りして、一ヶ月の反省をしてみましょう。僧侶によるふさつの作法も見ることができます。
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