太釈さんの法話なブログ 三枯杵(さんこしょ)とは?

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高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

三枯杵(さんこしょ)とは?

サイン会も無事に終わりひと息ついていたところに、10年来のお付き合いのあるうどん屋店主が私に質問を投げかけてくださいました。

平惣書店イベント 参加者の質問 
「前から気になっていたけれど、教えてくれませんか。仏器はいろいろあるけれど、三枯杵(さんこしょ)とは何ですか?どのような意味があるのですか?」

ちなみに三枯杵とは下の画像のような仏器です。真ん中の細くなっている部分を手のひらに握り込んで使います。両端が3つに割れているので三枯杵といいます。5つに割れている仏器は五枯杵といいます。
三枯杵 

さて、三枯杵は本来の形ではありません。
元の形は、三枯杵の先が3つに割れている部分のうち、真ん中がもっと長く剣のような形をしていました。剣の部分を短くして安全に使えるようにしています。

背中に炎を背負い、恐ろしい顔をしている不動明王は、三枯杵の剣を持っている仏さまです。
不動明王 

不動明王が持っている剣は知恵を表しています。善悪の判断をするとき、知恵があれば一刀両断にできます。まるで、剣で悪を切っているようです。

つまり、三枯杵は知恵の象徴なのです。
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