太釈さんの法話なブログ お坊さんはなぜ話がうまいのか?

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高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

お坊さんはなぜ話がうまいのか?

第一章 あなたの話はただの世間話だと思われていませんか? ~続き~


ムダ話ではないと気付いてもらうには?(考え方)

では、どうすれば話し手の話題に興味を持ってもらえるのでしょうか。

あなたが聞き手に興味を持ってもらえそうな話題を提供しているつもりでも、聞き手は簡単に関心を持ってくれません。聞き手が興味を持つようにするには、コツや考え方はあるのでしょうか。


聞き手に興味があるかどうかを知るには、話題をたくさん提供して「数打ちゃ当たる」ようではダメです。聞き手の興味を探るひとつの方法は、あなたが聞き手の表情を見ることです。あなたの話題に対して聞き手が興味を持てば、ぱっと明るい表情になります。あなたの話題に興味がなければ、頬の筋肉が緩み目線がウロウロします。ときに時計を気にすることもあるでしょう。


あなたにとってどうしても伝えたいことがあり、確実に相手に聞いてほしいときは、あなたの人生観や考え方を織り交ぜると、聞き手は興味を持ち「ホゥ」と思ってもらえることが多いものです。つまり、話し手が「自分はこう思う」という意見や主張を話の中に織り交ぜていくのです。


例えば、お寺に興味のない人に、お寺の話をしても聞いてもらえません。しかし、「お寺は、実はこういう成り立ちがあって今まで続いているのですよ」「信じるとはこういうことなんですよ」という話をすると、聞き手にちょっと興味を持ってもらえることが多いものです。さらに、「お寺に行って何がよかったか」という事例を紹介すると、おうっという聞き手の食いつきがあります。


漫才でいう「つかみ」から入っていき、話し手の人生観、つまり、生きていく上で何を大事にしているのかを話の中に混ぜ込んでいくと、聞き手になるほどなぁと頷いてもらえる、聞いてもらえる、伝わっていくようになるのです。


私は人生観もそうですが、死生観を大事にしています。僧侶として供養をしていく中で、亡くなった方はどう生きてきたのだろうということに興味があります。


私は通夜の席で亡くなった方にお目にかかります。故人の死に顔と対面すると、故人の顔にどう生きてきたのかという人生観がギュッと詰まっている気がするのです。私が人生の最後を迎えたとき、こういう顔になるにはどうしたらいいのか、とお葬式に行くたび考えます。私は死生観を常々頭の片隅に入れているのです。









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| | 2017-04-18(Tue)06:28 [編集]


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| | 2017-04-22(Sat)22:51 [編集]