太釈さんの法話なブログ なぜお坊さんは話がうまいのか?

太釈さんの法話なブログ

高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

なぜお坊さんは話がうまいのか?

第二章 続き

【心得二、話のバックボーンに仏教があるから】

 お坊さんが法話をするとき、適当な話題を提供しているわけではありません。仏教の教えを説くためにふさわしい話題であるかを吟味しています。さらに、自身の体験談や新聞のコラムから、「仏教ならどのように捉えるのか」という視点を持って読み解いています。


例えば、「日本全国で記録的な猛暑」というニュースが流れたとしましょう。あなたなら、どう受け止めますか? 「暑いのはイヤね」「エアコンを掛けっぱなしで電気代が高くなるわ」など、自分事として受け止めることでしょう。


しかし、お坊さんは、「水不足になる地域が出てくるのではないだろうか。空海は、水がなく困っている地域で井戸を掘り当てて人々を救った。私の空海に倣いできることはないだろうか」と考えるのです。お坊さんが空海のように人々を救いたいと考えていれば、自然と話題に上ります。お坊さんの何気ない言葉がけに現れるのです。


つまり、あなたが信条や生き方としているものが話題選びや話し方につながってきます。聴衆は、無意識にあなたの信条や生き方を敏感に察知しているのです。バックボーンのない話は雑談にしかなりません。座右の銘、偉人の言葉、尊敬している人の名言など、あなたが心のよりどころとできるものを持ってほしいものです。



今回の内容はいかがでしたか?
おもしろかったところ、分からなかったところをコメント欄に書き込んでください。
あなたのフィードバックが原稿をブラッシュアップさせます。
よろしくお願いいたします。

太釈 拝
関連記事
スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する