太釈さんの法話なブログ これを知っていたなら辞任せずに済んだのに

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高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

これを知っていたなら辞任せずに済んだのに

仏教の知識が少しでもあればこんな事にならなかったのに、残念だなと思うことがあります。
仏教と一口に言っても膨大な知識が蓄積されているので、全部を知ることは至難の業です。だからこそ、学問として仏教が成り立つのです。

さて、4月下旬に復興を指揮する大臣が辞任しました。辞任理由は「震災が東北で良かった」という一言です。震災の被害により近しい人を亡くしたり、親族や知人がまだ行方不明のままである人にとって、どう考えても優しい言葉ではありませんでした。

仏教には「無財の七施」という教えがあります。無財の七施とは、お金がなくても誰でもできる七つのお布施です。無財の七施の一つに「言辞施(ごんじせ)」があります。優しい言葉を使うことで相手にお布施をすることができるという意味です。

もし、復興大臣が言辞施(ごんじせ)を知っていたなら。

優しい言葉を使って東北の被災地にいる人々を励ますことも、勇気づけることもできたでしょう。「東北を復興させるために、私が先頭に立つ!」と宣言することもできたでしょう。

言辞施を知らなかったが故に、残念なことになってしまいました。
優しい言葉を使ってあなたの周りにいる人に言辞施をしましょう。そうすれば互いに認め合うことができ、慈しみ合うことができると思います。
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