今年の交通安全祈願祭における法話を紹介します。
昨年、交通安全の御札をもらってから今日まで無事故・無違反で過ごした方はどれぐらいおられるでしょうか。パラパラと手が挙がりますね。きっと御札のご利益があったのですね。
こういう言い方をすると、ニヤニヤしている方もおられます。お坊さんの自慢話のように聞こえるからでしょうね。しかし、あながちお坊さんの自慢話だけではないものです。
平成28年度(3月末まで)の徳島県における事故件数を調べてみました。
徳島県の交通事故件数 3579件
このうち高齢者の事故件数 1521件 (約4割)
もっと狭い範囲で見てみます。交通安全祈願祭を行った鳴門警察署管内では
鳴門警察署管内 事故件数 269件
おおよそ1.5日に1件の事故発生していることになる
このデータから考えるとあなたが無事故・無違反で1年を過ごしたことは、ご利益があったからといってもおかしくないですね。
もっと詳しく交通事故のデータを見てみます。
高齢者における事故は、どのようなものが多いのか? 7割を追突と出合い頭の接触事故
どんな時に事故をしているのか? 買い物や訪問先に行く途中
なぜ、買い物や訪問先に行く途中で事故をしてしまうのでしょうか。
おそらく、「慌てているから」でしょう。
『慌てている』というキーワードを覚えておいてください。
つづく
法話と天井絵の寺 觀音寺ホームページでは、仏教問答Q&Aサイトhasunohaにおける私の回答をブログで紹介しています。
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