太釈さんの法話なブログ レンコンのない蓮 その2

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高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

レンコンのない蓮 その2

蓮の花

なぜ、蓮の花は仏さまが座る場所として仏画に描かれるのでしょうか。

蓮は、あなたの中に仏の種を宿していることを表しているのです。

空海は、「仏の教えははるか遠いところにあるのではない。あなたの心の中にあるのだ。なぜ、あなたの心の中を探そうとしないのだ」と言いました。

蓮は泥の中に種を蒔かないと育ちません。きれいな水の中や、土の中では芽を出しません。
泥は私たちの心が煩悩(ぼんのう)や三毒(さんどく:人間が吐き出す3つの毒)でドロドロになっていることを指しています。そして、仏の種は泥の中にあってこそきれいな蓮の花を咲かせます。

真言宗の教えでは、煩悩や三毒を否定しません。煩悩や三毒を受け入れることが、仏の道へ入っていくスタートになります。つまり、私たちが煩悩や三毒を持っているからこそ仏の花が咲くのです。

このため、仏さまは泥の中からしか育たない蓮花の上に鎮座するのです。

あなたの心には必ず仏の種があると信じ、互いを認め合い、互いを慈しみ合う関係を持っていたいものです。
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