太釈さんの法話なブログ 人形供養法話「こころおだやかにすること」 その2

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高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

人形供養法話「こころおだやかにすること」 その2

前回のあらすじ

人形供養の祭壇を作る時、6つのものを祭ります。
①本尊 ②花 ③ロウソク ④焼香 ⑤食べ物 ⑥水あるいはお茶

なぜ、誰も食べないのに食べ物を祭るのでしょうか。
それは、食べ物を食べるとこころがホッと穏やかになるからです。お釈迦さまも食べ物でこころを穏やかになったエピソードが残っています。

さて、お釈迦さまは2500年前にインドの南部(今のネパール)にて王子様として生を受けました。
なに不自由することなく育ちましたが、ある日、すべてを捨てて出家してしまいました。

当時の修行は、人間が持つ欲をすべて捨て去るため極限まで命を削るようなことをしました。
例えば、一日の食事は米6粒とゴマ6粒だけで過ごしたり、5分以上息を止めていたり、片足で一日中立っていたりしました。

命を削るような修行の結果として、身体はボロボロとなり骨と皮だけのような状態になりました。お釈迦さまは、このような命を削るような修行を6年間続けました。しかし、お釈迦さまは命を削るような修行をしても悟りを開くことができないと考え、修行をやめてしまいました。

お釈迦さまは、川で身体を浄めて河原で休んでいました。そこへ、修行者に施しをするために声をかけた女性がいました。女性はお釈迦さまにミルクとご飯を混ぜて作ったお粥を差し出しました。

お釈迦さまは、女性が作ってくれたミルクとご飯を混ぜて作ったお粥を食べ体力を回復しました。体力が回復したお釈迦さまは、菩提樹の下で深く瞑想し、ついには悟りを開きました。

お釈迦さまにミルク粥を施した女性の名前が言い伝えられています。その名は、”スジャータ”です。コーヒーに入れるミルクの商品名もスジャータですが、お釈迦さまにミルク粥を施した女性の名もスジャータなのです。
※スジャータを製造販売しているめいらくグループのホームページはこちら

お釈迦さまは、スジャータのミルク粥でこころを穏やかにして悟りを開いたのです。

供養した人形も、あなたのこころを穏やかにしてくれた存在だったことでしょう。
お別れのメッセージカードには、たくさんの「ありがとう」がありました。

こころ穏やかにしてくれた御礼としての供養ができたことに手を合わせたいものです。
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