太釈さんの法話なブログ 育メン坊主のひとりごと

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Q.息子より体格の小さいクラスメイトから意地悪をされています。息子は抵抗せずにいますが、親としては不甲斐ない気がします。息子の態度は、これでよいのでしょうか。

A.息子さんがクラスメイトから意地悪や暴力を受けているにもかかわらず、何の抵抗もしないことに対して不甲斐ないと感じておられるのですね。

息子さんが、クラスメートにやられっぱなしで「いつかはあきらめて意地悪をすることはなくなるだろう」と、嵐を過ぎるのを待っているだけなら現状は好転しないでしょう。逆に、クラスメートは抵抗しない息子さんに対し、被虐心を煽られて意地悪から暴力に発展するかもしれません。

親としては息子が不甲斐ないと思うと同時に、クラスメイトの態度がエスカレートしないかと気になってしまいます。

しかし、息子さんはやられっぱなしではなく、「悪人でも善人になる可能性がある」と考えているなら、私は息子さんの考えに賛成します。空海も、「悪人であっても善人になる可能性がある」と言っているのですから。

悪人はいつまでも悪人でいられるわけではありません。いつまでも芽が出なかった種が、春の雷雨で種が芽吹くことがあるように、悪人の中に元々あった仏の種が花開くときがあるかも知れないのです。
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