太釈さんの法話なブログ 施餓鬼会(せがきえ)とはどのような仏教行事ですか?

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高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

施餓鬼会(せがきえ)とはどのような仏教行事ですか?

施餓鬼

 
 施餓鬼会(せがきえ)とは、地獄のひとつである餓鬼道(がきどう)に落ちてしまった有縁無縁の亡者(餓鬼仏:がきぼとけ)のために、供物を供えて読経を行い供養する法会です。供養した者は百万の功徳を得るとされています。

 餓鬼仏は、飢えや渇きに苦しんでいます。餓鬼仏は食べ物や飲みものは炎となり、口にすることができないからです。このため、餓鬼仏が食べ物を食べられるよう僧侶は真言を唱えます。

 そして、糸のように細くなってしまった餓鬼仏の喉を通ることができるように、そうめんなどを供えます。赤いほおずきを供えるのは、餓鬼仏が食べられるお供えものがある場所を示す目印のためです。


 御詠歌の「施餓鬼精霊供養和讃」では、

 百味(ひゃくみ)の五菓(ごか)を施して
 修する善根功徳(ぜんごんくどく)には
 蓮の台に招かれて
 とこしえかけて救わるる
 尊い供養 勤めなん

と、唱えます。

 餓鬼仏は、生前に良い行いをしてこなかったかもしれません。しかし、餓鬼仏とあなたに縁があっても無くても、施餓鬼会にてすばらしいお供えもの(百味の五菓)をして供養する(修する善根功徳には)ことにより、餓鬼仏は成仏(蓮の台に招かれて)していきます。

 故人の供養とともに餓鬼仏も供養し、百万の功徳を得たいものです。

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| | 2017-07-08(Sat)11:57 [編集]