
今日の一冊
カール・ベッカー編著 駒田安紀監訳『愛するものは死なない ~東洋の知恵に学ぶ癒やし~』 京都大学こころの未来研究センター こころの未来叢書2
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私の心に刺さった言葉
日本人の先祖供養にヒントを得て、故人と生前から続く精神的な絆を持った方が健全である、とクラス氏らは提案する。
欧米では死別を乗り越えるとき、「故人を忘れなさい」と説くそうです。故人を記憶から消し去ることで死別の悲しみも消えていくと考えるのです。
私は死別の現場に立ち会うことが多いですが、日本では供養という考え方があって、故人をいつまでも忘れないことで死別の悲しみを癒やそうとします。
供養の考え方は世界ではめずらしい考え方なのだということを本書から知り、私の世界観が大きくなったと思いました。
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