太釈さんの法話なブログ 四十九日のレシピ(本の紹介)

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高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

四十九日のレシピ(本の紹介)

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この本のタイトルを見て「ドキリ」としました。
少ないながらも、お葬式をさせてもらっています。お葬式が終わって
毎週ご自宅にお伺いして読経もさせてらっています。

亡くなったのは、ご家族の方。それも父や母など近い存在の人です。
ある日突然に時が止まってしまった。そして、葬式などに追われる日々。

四十九日の納骨までに、ご遺族はどのように感じ、どう過ごしておられるのか。
七日参りで法話をしていますが、その内容はご遺族にとって失礼ではなかったのか。
もっとご遺族の心に寄り添えることもあるのではないのか。

寺院の立場で見ていても分からないことが書かれてあるような気がして、
つい手に取ってしまいました。

読み進めるうちに、心に刺さるところもありました。
しかし、人間はそんなに弱い生き物じゃない。ほんのわずかでも希望があれば
ちゃんと生きていける。

その希望は、人と人との関わり合いの仲で育まれ、大きくなっていく。
世間ではあり得ないような四十九日のパーティーを開く主人公たち。
反発しながらも、パーティーを盛り上げようとする親戚の人々。

生きてきた年表を埋めるために訪れる、全く面識のない人たち。
亡くなっても、この人たちの仲で生き続けている姿を見て、
また、自分の知らない家族の一面を見てうれしくなったり、恥ずかしくなったり。

「ドンと来い、ガッツリ俺は生きている」

私の配慮が足らないわけではない。充分なわけでもない。
みんなで顔を合わせるだけでも意味がある。いや、それだけでいいんだと
教えてもらいました。
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