太釈さんの法話なブログ あの時の水

太釈さんの法話なブログ

高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

あの時の水

私がまだ薬局で勤めていた頃の話です。
ふと、過去の記憶が甦ってきました。

私もまだ20代。店頭で立っていると「若いにーちゃんやなあ。」と思われていたことでしょう。
それ故にお客様に相手をされないこともありましたし、逆にとても大事にしてもらうこともありました。

ある日のことです。
店の立地が食品スーパーの中に入るインショップスタイルのため、30~40代の女性向け商品が中心の品揃えでした。ですから、20代の女性がふらりと訪れることは少ないのが現実でした。ましてや、若い男がカウンターにいたら、話しかけにくいこと、この上なかったでしょう。

珍しく20代に見える女性が来店されました。何か困りごとがある様子。声をかけてみると、ストレスからか、過呼吸症候群になることがあり、とても苦しい思いをされているとのこと。知っている人がいないところや、仕事中になったらどうしようと思い始めると、怖くて外出もままならない。仕事は辞めてしまった。何かよい薬はないものかと、相談されました。

当時、店で勧めていたドリンクを温かくお湯割りをして飲んでもらいました。ゆっくりと時間をかけて飲むようにしてもらいました。やがて緊張もとれたようで、いろいろと他愛のない話にしばらく花を咲かせました。

※ この時に温かくお湯割りして飲んでもらったドリンクは、これ。



過呼吸になりそうなときのアドバイスとして、
1.「ヤバイな」と思ったら無理をしない。
2.ゆっくり座るところをさがして、腰を落ち着ける。
3.3~5回、深呼吸をする。
4.できれば温かい飲み物を飲む。
5.もう一度、深呼吸。

結論として、過呼吸の発作予防や発作を止める薬はないのですが、アドバイスだけですっかり元気になったようでした。ニコニコして帰って行きました。

何事もなく、二週間ほど過ぎたのですが
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