太釈さんの法話なブログ キチンとする

太釈さんの法話なブログ

高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

キチンとする

私は昔からよく分からない言葉があります。

「キチンとしなさい」

何を、どう、キチンとするのかが分からない。
にもかかわらず、怒られてしまう。
イヤな感情だけが後に残って不快でした。

先日の結衆行事で「キチンと」はすばらしいことだと思いました。

行事の当番になった寺院の住職は、決して口が上手ではなく法話などは依頼されても断ってしまいそうなタイプです。しかし、当番となったからには一口法話をすることが義務づけられています。
私はどんな話をするのか、興味がありました。

話し始めると、淡々とした調子ですが滑らかに話が進みます。原稿を書いて、それを読んでおられるような感じですが、嫌味がありません。原稿を棒読みしていないからでしょうか。

話は、ご自身の父にあたる先代の住職を亡くした話から供養の話へと移っていきました。
例話も無理がなく、最後まですんなりと心に入ってくるようでした。

終わった後に、チラリと御住職の手元を見るとコピー用紙に印刷した原稿が2~3枚。
すべて原稿に起こした後、話す練習もなさったのでしょう。
「キチンと」まっすぐ法話を向かい合った姿に、感銘しました。

「キチンと」はすばらしいことだ。
妙に要領でこなしてしまう自分を反省しました。

私も「キチンと」やっていこうと思い直しました。
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