太釈さんの法話なブログ 希望が持てない

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高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

希望が持てない

米国からアジア、欧州と世界を一周した反格差社会デモ。10月15日(土)に行動を起こそうと、世界中で同時にデモが起きました。はインターネットの威力とともに「親より貧しい世代」の不満がくすぶっていることを浮き彫りにしました。

大きな家や高級車は届かぬ夢となり、授業料の値上げや就職難という現実が目の前に立ちはだかっています。未来に希望を抱けなくなった若者世代が景気低迷や債務危機をきっかけに構造的矛盾に気づかされ、世界中の街頭で反乱を起こしました。

捉え方は様々ですが、私は「資本主義の終焉」だと思います。
たくさん稼いだ者が勝ち組で、稼ぐすべのない者は負け組と切り捨てられました。みんなで勝ち組に食らいつくように競争することが美徳でした。

互いを思いやる日本人の美徳はどこへ行ったのでしょうか。

弘法大師は「すべての男は父であり、すべての女は母である。父と母に恩を尽くさないといけない」と、説きます。互いに学ぶために生まれてきた私たち。競争して学ぶことはないと、奪い合う資本主義は終焉を迎えようとしているように思います。
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