太釈さんの法話なブログ みずから買い取った一号機 ‐松下幸之助のエピソード-

太釈さんの法話なブログ

高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

みずから買い取った一号機 ‐松下幸之助のエピソード-

<<<みずから買い取った一号機>>>

昭和四十年ごろのことである。東京のある工場で、新しくポータブルの
ラジオ付きレコードプレーヤーを開発し、工場長と製造課長が、幸之助
にその商品を見てもらうために来阪した。幸之助は、振ってみたり、さ
わってみたり、真剣な面持ちで商品を見ていた。
「ああ、これはきみ、よくできておるなあ」
「ハッ、ありがとうございます」
「で、きみ、これいくらつくるんや」
「はあ、三万台つくろうと思っております」
当時、企画数は、たいてい二、三万台しか望めなかったので、製造課長
がそう答えたところ、幸之助は言った。
「きみ、これは十万台売れるぜ」
「はあ」
「これ一台、わし買うわ。いくらや、ちょっと安うしてや」
そう言いながら、一万円札を差し出した。
こうして、一号機を幸之助に買い取られたラジオ付きレコードプレーヤー
は、それが工場の人々の励みともなって、日本国内のみならず世界各国
にまで積極的に売り出された。その結果、十万台をはるかに超え、
二十万台を売り切るヒット商品となった。

出典:『エピソードで読む松下幸之助』(09年1月/PHP研究所)
エピソードで読む松下幸之助 (PHP新書)エピソードで読む松下幸之助 (PHP新書)
(2009/01/16)
PHP総合研究所

商品詳細を見る





初めてのことは誰でも不安がつきまといます。
新年が明けても震災からの復興に不安が頭をもたげます。それでも、被災地では「きょうより明日、明日よりあさって」と一歩前進することを復興の糧にしています。

私は困っている人に手をさしのべたい。そして、批判だけ言い放つだけでは何も始まらない。相手をおもんぱかる気持ちを持ちたいものです。
関連記事
スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する