太釈さんの法話なブログ 49個の餅

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高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

49個の餅

大般若 積み上げ餅


49日忌だけ行われるお供えがあります。それは「49個の餅を供える」ことです。
本来は「だんご」らしいのですが、自分で作るのは大変なので和菓子屋さんに依頼して49個の餅をついてもらうようになりました。

今ではお供えを参列者に配って頂きますが、元々の意味はそうではなかったようです。

49日忌の法要が終わり、墓地で納骨を済ませた後、親族がそろって近くの山に出かけます。
半分は地面を転がし、半分は山の頂上に向かって投げます。ワイワイ言いながら楽しそうにしたことでしょう。

故人は49日忌を終えると山を伝って空へと旅立っていきます。
そこで、地面と空をきれいにするためだんごを投げます。今でも関西地区のごく一部で風習が残っていると聞きます。

家族がいなくなることは悲しいことです。その悲しさを少しでも癒やすために考えられたのでしょう。故人のために少しでも役に立ちたい。そういう思いが伝わってきます。
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