太釈さんの法話なブログ ヘビ神さまのものがたり その5

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高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

ヘビ神さまのものがたり その5

村人たちは言い合っておった。
「あれはヘビ神さまだから、石を投げつけてはいかんぞ。もし、首の下にある逆さウロコに当たったら大変なことになる。」

池の周りをウロウロ、キョロキョロする青年は、あたりを見て歩く様は、まるで年寄りのようじゃったそうな。子どもたちにとっては格好のからかいの対象だったじゃろうのう。ある日、ガキ大将が言ったらしい。
「あのヘビ神さまに石をぶつける勇気のあるやつはおるか。」
みんな震え上がって嫌がった。ヘビ神さまに石をぶつけてはいかんと聞かされておったからな。大変なことが起こると誰も手を出さなんだ。
「怖じ気ものばかりやのう。わしがやってやる。」
みなが制止するのも聞かず、ガキ大将は足元にあった石をつかんでピュッと投げた。

つづく
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