太釈さんの法話なブログ ヘビ神さまのものがたり その6

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高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

ヘビ神さまのものがたり その6

間の悪いことに、ちょうど首のあたりに当たってしもうた。
ヘビの首には1枚だけ逆さについているウロコがある。ここを触るとものすごく怒るのじゃ。『逆鱗に触れる』と言うじゃろう。」
寒くもないのに住職はぶるぶると身震いをしました。

「投げた石は、ちょうど逆鱗に当たってしもうたらしい。石を投げつけられたヘビ神さまは、全身から青色の光を放ってヘビの姿になった。『石を投げたのは誰だ!』と怒り狂ってしまったのじゃ。」
脳裏にその姿が浮かんでいるかのような表情で続けました。

「空は瞬く間に真っ黒になり、雷がとどろき、大雨が降り続いた。川はあふれ、田畑も家も流れそうになった。神も仏もあったものではない。何とかヘビ神さまの怒りを鎮めなければと、相談し合った。そこで話題に上ったのが久原ケの人々じゃ。」

つづく
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