太釈さんの法話なブログ いろいろな速さで歩けばいい

太釈さんの法話なブログ

高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

いろいろな速さで歩けばいい

先日、二男坊の小学校は参観日でした。
今年度最後の参観日で、学校としても一年の成果を見せてあげたいと一生懸命でした。

人よりゆっくり歩む二男坊の担任の先生からスピーチの依頼がありました。
同級生はまだ一年生。なぜ二男坊だけゆっくり歩いているのか、理解することは難しいものです。

朝、自分で学校に来ることができる人
担任の先生に「おはようございます」のあいさつができる人
給食当番ができる人
宿題ができる人

みんな当たり前にできることなのに、できない人がいる。
だから特別支援学級があり、在籍している子どもたちがいるのです。

友だちとして「おはよう」「どうしたの?」と声をかけても返事をしてくれない。
返事ができないのではなく、何と言っていいのかが分からないだけなのです。

心の中ではとっても喜んでいたりする。でも、それを表現するすべを知らない。

ただ、それだけなのです。

人生という道のりをいろいろな乗り物を使って行きます。
飛行機の人、新幹線の人、特急列車の人。その中で各駅停車を使うしかない人もいるのです。
目的地にいつ着くのか分からない。それでも風景を楽しみながら各駅停車に乗る人がいるのです。

早く行った人は、後から来る人のために列車の本数を増やしてあげてください。
誰でも乗れる快速列車を発明してあげてください。

それが、早く行った人の仕事なのです。
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