高野山奥之院にかかる御廟橋(みみょうばし)の下を流れる川を玉川といいます。この玉川に住む魚の中に背に斑点のある小魚がいます。この魚について伝説が残っています。
お大師さまが高野山を開くため、山内を歩いておられた時のことです。
玉川のほとりで小魚を捕っている山男を見かけました。
男は小さい魚を串に刺し、たき火で焼いて食べようとしていました。
これをご覧になったお大師さまは、小魚を哀れに思い男から買い取りました。
そして、小魚を川に返すと呪文を唱えました。
すると不思議なことに、死んでいたはずの小魚はスイスイと泳ぎ始めたではありませんか。
この様子を見ていた男はびっくり仰天。
お大師さまに殺生の罪を悔いました。
それから後、お大師さまを慕い、信仰の道に入りました。
そして玉川の魚を捕ることを禁じたそうです。
小魚の背にある斑点は、串の跡であると伝えられています。
高野山昔ばなし 金剛峯寺発行 より
お大師さまが高野山を開くため、山内を歩いておられた時のことです。
玉川のほとりで小魚を捕っている山男を見かけました。
男は小さい魚を串に刺し、たき火で焼いて食べようとしていました。
これをご覧になったお大師さまは、小魚を哀れに思い男から買い取りました。
そして、小魚を川に返すと呪文を唱えました。
すると不思議なことに、死んでいたはずの小魚はスイスイと泳ぎ始めたではありませんか。
この様子を見ていた男はびっくり仰天。
お大師さまに殺生の罪を悔いました。
それから後、お大師さまを慕い、信仰の道に入りました。
そして玉川の魚を捕ることを禁じたそうです。
小魚の背にある斑点は、串の跡であると伝えられています。
高野山昔ばなし 金剛峯寺発行 より
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