太釈さんの法話なブログ 仏は「ほどく」につながる その4

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高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

仏は「ほどく」につながる その4

医者の家に着くやいなや、嫁はガラッと戸を開けました。
「先生は、先生はどこですか。」
「何だ、騒々しい。」
眠たそうな目をこすりながら、奧から医者が現れました。

「お願いです。解毒を、毒が消える薬を。」
慌てて走ってきたので、息が切れてしまいました。嫁は大切なことが伝えられないもどかしさを、荒い息の下で感じていました。
医者は嫁の顔をじっと見て、弾かれたように笑い出しました。
「大丈夫だよ、あれはただの「そば粉」じゃ。」
嫁は、それを聞いてへたり込んでしまいました。
「もう少しで、大変なことをしてしまうところでした。」
ホッと胸をなで下ろしたのです。




仏の教えは人が悩みや苦しみを感じた時、解決する方策を教えてくれます。
そして心の安らぎを与えてくれます。

人間関係は複雑になりました。やがて、もつれてしまい、どうしようもなく絡まってしまいます。
それをほどくのが仏の心です。

ほとけという言葉は「ほどく」が語源となっているのです。

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