太釈さんの法話なブログ 故人が「ありがとう」?

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高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

故人が「ありがとう」?

先日、急なお葬式がありました。

数年前から体調が思わしくない状態が続き、自分では身の回りのことができなくなったので老健施設に入っておられました。奥様を早く亡くして男手1人で電気設備の店を切り盛りし、2人の子どもを育てました。

喪主をされたご長男は、昨年独り身だった叔母も看取りました。
そして、今年は実の父も看取りました。
心に堪えた様子でした。

葬式に参列されたのは親族ばかり6人だけでした。
人見知りをする故人らしい、ひっそりとしたお葬式でした。

私は、参列される人数にかかわらず同じように式を勤めるようにしています。
葬式が終わり、私が退堂するときに聞こえた言葉があります。
「ありがとう」

どなたが言ってくださったのか分かりません。
私には後ろから聞こえたような気がしましたが、もしかしたら故人が言ってくれたのかもしれません。

「そんなはずはないだろう」
故人ならそう言いそうです。
だって、今日はエイプリル・フールですから。
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