太釈さんの法話なブログ 錫杖と6つの輪

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高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

錫杖と6つの輪

錫杖


     錫杖(しゃくじょう)

シャンシャンと鳴らしながら道を歩くお遍路さんや野山を駆け巡る行者が手に持っています。先端は6つの輪が付いていて音が鳴るようになっています。

ある方から質問がありました。
「錫杖(しゃくじょう)はなぜ6つの輪があるのですか?」

私は見慣れているものなのであまり気にしたことがありませんでしたが、そう言われたら不思議ですね。もっとたくさん輪があったら派手な音がするでしょうし、少なければイヤリングみたいでおしゃれな気もします。

なぜ6つなのか。

答えの鍵は、持っている仏さまにありそうです。
錫杖を持っているのは「地蔵菩薩」です。いわゆるお地蔵さまです。
お地蔵さまのいるところは死後の世界の入り口です。
地獄、餓鬼、畜生、阿修羅、人間、天界の6つです。どこの世界に行っても側に来て助けてくれるのが地蔵菩薩です。最も怖い閻魔(えんま)大王の弁護士も勉めるのだとか。

つまり、6つの輪は6つの世界を表しています。錫杖の音を聞くと、すぐに仏の心を起こすのです。
錫杖の音がする方に進んでいきたいものです。
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No title

六道でしたか・・・仏教用語で六の付くもの、六大、六根、六波羅、このあたりかと思っていました。

おたま | URL | 2015-03-17(Tue)22:20 [編集]