太釈さんの法話なブログ 針と糸

太釈さんの法話なブログ

高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

針と糸

子育てで悩むお母さんが増えています。
「子どもには優しく言い聞かせてあげなくてはいけないのに、イライラして怒ってしまう。どうしたらいいのでしょうか。」
こういう悩みを持つお母さんは少なくありません。

全てのお母さんが、一度は通ってきた悩みと言ってもいいと思います。
どうして、イライラしてしまうのでしょうか。

ある人は言います。
「お父さんの役とお母さんの役を、母親1人でしてしまっているからではないですか?」

お父さんが怒ったら、お母さんが抱きしめてあげる。
お母さんが怒ったら、お父さんが優しく言い聞かせる。

子どもはどちらかに逃げ道を見つけて安心する。そして、自らを反省し糧にしていくのです。
一人二役をしているからイライラしてしまう。そうなのかも、しれません。

「男は針、女は糸」と言われます。
針は先頭に立って、布に穴を開けて進んでいきます。
ところが針に糸が付いていなければ、布に穴を開けただけ。
糸があって初めて布同士をくっつけることができます。

糸はしなやかに繋いでいきます。そして、離れない強さがあります。
糸は針の役目ができません。針は糸の役目ができません。
針と糸と一体なのです。

できないことがあっていい。お互いでひとつなのです。
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