太釈さんの法話なブログ 編んでいくこと

太釈さんの法話なブログ

高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

編んでいくこと

我が家のいつもの風景。
「おーい、起きるよ」
なかなか起きない二男坊の背中やお尻をとんとん叩く。体が目覚めないので上半身とか半身に刺激を与えるといいらしい。血行が良くなるのかしら。

5分後にもう一度同じことを繰り返します。ちょっと体は目が覚めたようで、私の顔を見ると布団を引き上げ顔まで隠れます。
「ダメです」
と、布団を引きはがすとウヒャウヒャ喜んでいる二男坊。遊んでいる場合じゃないんだけれど、とため息が出そうです。

「ご飯、食べよ」
「焼きそば!」
「焼きそば食べるの?」
「たべるん!!」
二男坊は、朝から日清の焼きそば。お父さんはため息交じりに鍋を取り出します。

「できたよ」
むっくり起き出す二男坊。ニコニコしながら食卓に着きます。

そうこうしているうちに時間は過ぎ、登校は10分遅れ。
ちょうど月曜日で朝会が終わる頃です。
体育館の前をこっそりうつむき加減に通っていく二男坊と私。

顔見知りの6年生の先生に発見され、元気よく挨拶されました。ちょっと、げんなり。
「あと、もう少し早く起きれば」

こんなやりとりができるのも今のうちかもしれません。
親子の信頼関係という「よこいと」があって、学校生活という「たていと」があります。
互いを編み併せて二男坊の生活が成立していきます。それが、心の糧になっていきます。

卒業する頃にはどんな織物が出来上がるのでしょうか。
ちょっと楽しみ、のような心配なような。
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