

人が亡くなると死出(しいで)の旅に出るといわれています。
故人が旅に出るにあたって、一人旅なのでどこへ向かって歩いていけばいいのか、何をすればいいのか分かりません。
故人が旅に出るにあたって、一人旅なのでどこへ向かって歩いていけばいいのか、何をすればいいのか分かりません。
このため、13人の仏さまが初七日から三十三回忌まで道しるべのように立ってくださり、故人を導いてくださるといわれています。
七回忌(命日から満6年)に故人が出会う仏さまは、阿閦如来(あしゅくにょらい)です。聞き慣れない名前の仏さまですね。
阿閦如来の閦(しゅく)という漢字に注目してください。
「閦(しゅく)」という漢字は門構えの中に、人の字を3つ書きます。門構えはひとつの家を表します。人の字が3つあるのは、同じ家の中でたくさんの人が暮らしている様子を表しています。
家の中で大勢の人が一緒に暮らしていると、いざこざが絶えません。些細なことで怒りの心が起きてしまいます。
みんなが仲良くするにはどうしたらよいか。
「怒るな、怒るな」と互いが腹を立てず認め合うことが大事であると教えてくださるのです。
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