太釈さんの法話なブログ 聞こえない声を聞いた少女 その四

太釈さんの法話なブログ

高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

聞こえない声を聞いた少女 その四

「絵本 いのち 私、画学生の分まで生きる」の中で、少女は感じるのです。
 いじめに悩み、誰も自分のことを助けてくれない、自分の心の声を聞いてくれないと手首を切ってしまう少女。一命を取り留めた後、戦没画学生のおじいちゃんが描いた絵が所蔵されている無言館に母と一緒に行きます。そこで出会ったおじいちゃんの絵は、笑っていました。

誰もが黙ってしまう無言館で、画学生たちの声にならない声を聞くのです。
 「ぼくたちの分まで強く生きていってほしい」

 少女は再び学校に行くことを決心します。家に帰ってくるとおじいちゃんの自画像に話しかけます。
 「今日は宿題をほめられたよ」
 「がんばったよ」
 絵の中のおじいちゃんは、帽子をちょいと横にひねってニッコリ微笑んでくれます。
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