太釈さんの法話なブログ 女性だけです

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高野山の布教師 太釈さんがミニ法話を綴ります

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先日、結衆の行事で面白い法話を聞かせてもらったので、紹介いたします。

日本の最南端、波照間島(はてるまじま)にある最南端の寺で住職をしている方と話す機会があったそうです。
浄土真宗の寺ですが、島には独特の風習があります。特にお葬式が面白い、とのこと。

人が亡くなると火葬が一般的ですが、こちらでは風葬(ふうそう)にするそうです。
その理由は、火葬場がないからです。
要するところ死体を自然のまま放置してミイラのようにしてしまいます。

お墓も独特で、六畳ぐらいの敷地に瓶のような形をした建物です。
80センチ四方の入口があり、そこから遺体を中に入れます。霊柩車もないので、リヤカーのようなものに乗せ、体を丸めてお墓に納めます。

お墓に納めるときは、家族が一人入って遺体をお墓に引き入れます。
その時に入ることができるのは「女性のみ」です。それも長女か長男の嫁だけです。

遺体を納めたら、入口を閉じ、漆喰(しっくい)でふさぎます。
十三回忌になると入口のふたを開け、遺体を取り出します。そして体をピカピカに洗うのだそうです。

その時の人間模様が、なた面白い。
生前、家族に対して嫌がられていた人は、「あの時、こんなにしやがって」と言って髑髏(しゃれこうべ)をペシペシ叩いて恨みを晴らそうとします。その一方で、生前やさしかった人は、愛おしそうに体を洗ってあげます。

その姿を見れば、生前の様子が手に取るように分かるとのこと。

家族が仲良くしようと思えば、亡くなった後は風葬(ふうそう)にしてもらうことをおすすめします。
残念ながら、徳島県ではできそうにないですね。
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